【2024年】任意整理におすすめの弁護士・司法書士事務所ランキング10選!
借金に関するお悩みを抱えているなら、任意整理に強い弁護士・司法書士に相談するのがおすすめです。借金問題を解決する際、任意整理は最初に検討するべき手段で、短期間で大幅に負担を軽減できる可能性があります。
ただし、弁護士・司法書士によって得意とする分野は異なるため、任意整理に強みがある事務所へ依頼するべきです。
今回は、任意整理に強いおすすめの弁護士事務所・司法書士事務所ランキングを紹介!弁護士と司法書士の違い、任意整理のメリット・デメリットなどについて解説します。
債務整理のひとつである任意整理を検討している方のお役に立つ内容です。
監修者
涌井 好文
神奈川県で社会保険労務士として開業登録
以後地域における企業の人事労務や給与計算のアドバイザーとして活動中
現在、涌井社会保険労務士事務所代表
涌井さん詳細ページはこちら
目次
任意整理におすすめの弁護士・司法書士事務所ランキング
司法書士法人はたの法務事務所
- 司法書士歴27年で相談実績が豊富
- 相談料・着手金が0円
- 土日祝日の対応も可能
はたの法務事務所は、任意整理を含めた債務整理を中心に取り扱っている法務事務所です。任意整理を含めた債務整理を中心に取り扱っており、20万件以上の相談に乗ってきました。
はたの法務事務所の特徴は、相談料と着手金が無料な点です。
土日祝日の相談を受け付けている点も、はたの法務事務所のおすすめポイントです。平日は仕事で忙しいという人でも、無理なく相談できます。
WEB相談なら24時間365日受け付けているので、いつでも申し込めて便利です。
はたの法務事務所は全国対応可能で、出張費もかかりません
主な対応業務 |
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無料相談 | あり |
対応時間 |
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任意整理の料金(税込) | 着手金:無料 |
対応エリア | 全国 |
所在地 | 〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-16-12 荻窪NKビル5階・6階 |
弁護士法人ひばり法律事務所
- 債務整理を得意とする法律事務所
- 休日・夜間の相談も柔軟に対応
- 女性の弁護士が在籍している
ひばり法律事務所は、任意整理をはじめとした債務整理を得意とする弁護士法人です。
借金問題に関する悩みに、親身になって迅速に対応してくれます。相談料無料なので、「まずは話だけでも聞いてほしい」という人も利用しやすいです。
女性弁護士が在籍していることも特徴です。「夫に内緒で借金している」「美容代に使った借金が返せなくなった」など、女性ならではのお悩みも同性なら相談しやすいでしょう。
郵便物に事務所名を入れないなど、プライバシーに配慮してもらえます。
主な対応業務 |
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無料相談 | あり |
対応時間 | 平日10:00~19:00 |
任意整理の料金(税込) |
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対応エリア | 全国 |
所在地 | 〒130-0022 東京都墨田区江東橋4丁目22-4 第一東永ビル6階 |
サンク総合法律事務所
- 豊富な実績があり債務整理に強み
- 女性弁護士が在籍している
- 最短即日で取立・催促を止められる
サンク総合法律事務所は、債務整理の相談実績が豊富な法律事務所です。
借金に関する相談は何度でも無料で、豊富な経験をもとに最適な債務整理を提案してくれるでしょう。相談はフリーダイヤルなので、電話代もかかりません。
女性弁護士が在籍しているので、男性には話しづらいことでも気軽に相談できます。
債務整理を依頼したら、最短即日で取立・催促を止められるので、できるだけ早く精神的なストレスから解放されたい人にもおすすめです。
費用は分割払いもできるため、まとまった費用を用意するのが難しい人は相談してみましょう。
主な対応業務 |
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無料相談 | あり |
対応時間 | 平日9:30~18:30 ※予約受付は土日祝を含む24時間 |
任意整理の料金(税込) |
※自己破産・個人再生の費用は応相談 |
対応エリア | ‐ |
所在地 | 〒104-0032 東京都中央区八丁堀4-2-2 UUR京橋イーストビル2階 |
弁護士法人響
- さまざまな専門家によるチームワークで借金問題を解決
- 相談料0円で無料の個別面談も実施している
- 費用を分割払いできる
弁護士法人響は、弁護士と税理士、社会保険労務士、行政書士、調査会社からなるグループの弁護士事務所です。さまざまな専門家によるチームワークで、借金問題をサポートしてくれます。
債務整理に関する相談料は0円で、フリーダイヤルやウェブから気軽に利用できます。
任意整理などの債務整理にかかった費用は分割払いできるので、手持ちのお金がなくても安心です。債務整理の依頼後はスピーディーに借入先に介入通知を送ってくれるので、借金の督促がすぐに止まるでしょう。
女性弁護士も多数在籍しているので、女性ならではの借金の悩みも相談しやすいですよ。
主な対応業務 |
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無料相談 | あり |
対応時間 | 相談は24時間365日受付 |
任意整理の料金(税込) | 着手金:55,000円~ |
対応エリア | 全国 |
所在地 |
〒169-0074 東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー14階 |
出典:弁護士法人響公式サイト
アヴァンス法務事務所
- 完済まで二人三脚でサポート
- 債務整理の進捗状況をいつでも確認できる
- 女性専用の問い合わせ窓口がある
アヴァンス法務事務所は設立から10年、23万件以上の相談を受けている実績が豊富な法務事務所です。※
大勢の相談を受けてきた経験をもとに、生活や収入、借金の額など1人1人の状況に合わせ、最適な解決法を提案してくれます。債務手続きが終わったあとも、しっかりサポートしてもらえるので安心です。
アヴァンス・アシストは返済の手間を省けるだけではなく、任意整理後に再び返済不能となったときの再和解もサポートしてもらえます。
また、「アヴァンス・ネクスト」というシステムを採用しており、24時間いつでもスマホやパソコンから債務整理の進捗状況をいつでも確認できるので便利です。
女性専用の問い合わせ窓口も用意されています。女性ならではの借金の悩みを相談しやすいですよ。
主な対応業務 |
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無料相談 | あり |
対応時間 |
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任意整理の料金(税込) | 着手金:1件11,000円~ |
対応エリア | 全国 |
所在地 | 〒541-0041 大阪市中央区北浜2丁目2-22 北浜中央ビル3F |
出典:アヴァンス法務事務公式サイト
※:2018年2月時点
司法書士法人赤瀬事務所
- 相談・解決の実績が豊富
- 費用の分割払い可能
- 周囲にバレないように債務整理できる
赤瀬事務所は、相談・解決ともに実績豊富な司法書士事務所です。経験豊富な司法書士が相談者の状況を見極めて、最適な債務整理手続きや無理のない返済計画を提案してくれます。
相談料は完全無料なので気軽に利用でき、納得がいくまで話をできるでしょう。
周囲に債務整理がバレたくない人は、希望すればプライバシーに配慮してもらえます。連絡方法や時間を選ぶなど、できる限りのサポートをしてもらえるので安心です。
ウェブからの問い合わせだけではなく、フリーダイヤルも24時間365日対応しています。
主な対応業務 |
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無料相談 | あり |
対応時間 | 【平日】9:30~18:00 ※休日・夜間の対応も可 |
任意整理の料金(税込) | 要相談 |
対応エリア | 全国 |
所在地 | 〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満2-6-8 堂島ビルヂング416号室 |
出典:赤瀬事務所公式サイト
アース法律事務所
- 借金問題の相談無料
- 休日・夜間の相談にも対応してもらえる
- 借金問題以外の悩みもまとめて相談できる
アース法律事務所は、借金問題を得意とする法律事務所です。借金問題の相談料は無料なので、正式に債務整理を依頼するまで費用がかかりません。
仕事で平日は忙しい人から資金があまりない人まで、誰でも利用しやすいでしょう。
アース法律事務所は、離婚・不動産問題・相続など、債務整理以外の業務も取り扱っています。借金問題以外の悩みがある人にもおすすめの事務所です。
裁判官の経験がある弁護士が在籍していますよ。
主な対応業務 |
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無料相談 | あり |
対応時間 | 平日10:00~19:00 |
任意整理の料金(税込) | 着手金:1社あたり22,000円 |
対応エリア | 全国 |
所在地 | 〒105-0004 東京都港区新橋2-12-5 池伝ビル5階 |
ベリーベスト法律事務所
- 回収した過払い金は1,067億円以上※1
- 相談件数36万件超の実績※2
- 全国67カ所に拠点があり相談しやすい
ベリーベスト法律事務所は、過払い金請求で回収した金額が累計で1,067億円以上の実績があります。相談件数も36万件超と実績が豊富です。これまでの知識や経験を活かして債務整理してくれるので、安心して依頼できます。
事務所には個室が用意されているなどプライバシーに配慮されているので、安心して悩みを打ち明けられます。債務整理の書類とわからないような封筒で書類を送付してもらえるので、周囲にバレずに手続きしたい人にもおすすめです。
借金に関わることなら相談は何度でも無料です。
主な対応業務 |
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無料相談 | あり |
対応時間 | 24時間365日相談受付 |
任意整理の料金(税込) | 手数料:0円~ |
対応エリア | 全国 |
所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木一丁目8番7号 MFPR六本木麻布台ビル11階 |
出典:ベリーベスト法律事務所公式サイト
※1,2:2022年12月末までの実績
弁護士法人ライズ綜合法律事務所
- 全国各地で出張相談会を実施
- 費用は分割払いできる
- 相談専用フリーダイヤルは土日祝日も受け付け
弁護士法人ライズ綜合法律事務所では、出張相談会を実施しているため事務所が近くにない人でも、相談できる機会があります。
電話またはメールでの相談を受けており、平日だけでなく土日祝日でも対応しているため、都合に合わせやすい点も特徴となります。
経験豊富な弁護士が在籍しているため、ノウハウを活かして問題解決にあたってくれます。
主な対応業務 |
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無料相談 | あり |
対応時間 | 9:00~21:00 |
任意整理の料金(税込) |
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対応エリア | 全国 |
所在地 | 〒103-0027 東京都中央区日本橋3-9-1日本橋三丁目スクエア12階 |
新大阪法務司法書士事務所
- 些細なことでも相談は何度でも無料
- 司法書士として経験豊富
- 和解決定後もしっかりとサポート
新大阪法務司法書士事務所は、些細なことでも相談は何度でも無料で受けてくれるため、気兼ねなく悩みを打ち明けられます。
また、借金問題の和解決定後についても借金が0円になるまでサポートしてくれる点も特徴です。
アフターフォローがきちんと整備されているため、再度交渉などの相談も気軽に乗ってくれます。
主な対応業務 |
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無料相談 | あり |
対応時間 | 9:00~21:00 |
任意整理の料金(税込) |
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対応エリア | 関西一円 |
所在地 | 〒533-0033 大阪府大阪市東淀川区東中島1-20-12ユニゾーン新大阪518号 |
出典:新大阪法務司法書士事務所
任意整理は弁護士と司法書士のどちらがいい?
「任意整理を依頼したいけれど、弁護士・司法書士どちらを選べばいいの?」と悩む人も多いでしょう。弁護士と司法書士に依頼する場合のメリット・デメリットを以下の表にまとめました。
メリット | デメリット | |
弁護士 |
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司法書士 |
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弁護士に依頼するメリットは、借金額に関わらず任意整理の依頼を受けてもらえることです。借金に関する訴訟が起きている場合は、最高裁判所まで訴訟の代理人になれます。
司法書士に比べて、弁護士が取り扱える業務の幅が広いけれど、比較的報酬が高いことがデメリットです。
借金額・過払い金請求額が大きい人や、訴訟がもつれそうな人は、弁護士に依頼するといいでしょう。
司法書士が任意整理を行えるのは、1社あたり140万円までの借金・過払い金請求に限られます。任意整理の依頼を受けられるのは認定司法書士のみなどの制限はありますが、比較的報酬が安いのが魅力です。
日本司法書士会連合会の「債務整理事件における報酬に関する指針」では、任意整理の報酬上限は1人当たり50,000円を上限と定めています。そのため、費用面では弁護士に依頼するよりも負担が数ないです。※
借金額が少ない人や訴訟の心配がない人は、コストを抑えやすい司法書士に依頼するのがおすすめです。
※出典:債務整理事件における報酬に関する規則基準の考え方|日本司法書士会連合会ホームページ
任意整理に強い弁護士・司法書士のおすすめな選び方
- 債務整理の実績が豊富か
- 費用がわかりやすく記載されているか
- 相談は無料か
- 支払回数が選べるか
- 弁護士・司法書士との相性
- 利用者の口コミがいいか
1. 債務整理の実績が豊富か
弁護士・司法書士を選ぶ際は、今までにどれだけ債務整理問題を解決してきたか、その実績を比較することが大事です。
各事務所のホームページには債務整理の相談実績などが記載されているため、なるべく多くを検索してリサーチすることが選び方として重要です。
2. 費用がわかりやすく記載されているか
依頼先を選ぶ際は、やはり費用面を意識すべきです。債務整理は任意整理・個人再生・自己破産など手続きの種類や内容によっても異なりますが、結構な費用がかかります。
依頼費の支払いについても分割対応を可能とする事務所もあるため、負担を軽減できるよう事前に調査することが大事になります。
3. 相談は無料か
相談料無料の事務所を選ぶ方が、気兼ねなく問い合わせができます。また、相談方法として電話だけでなくメールやWEBでの対応は可能か否かも要チェックです。
事務所によっては出張相談を実施している場合があるため、居住地が事務所の近くでない人は、その点も調査することをおすすめします。
出張相談における費用についても、無料であるかをチェックしておきましょう。
4. 支払回数が選べるか
任意整理を弁護士や司法書士に依頼するには、費用・報酬の支払いが必要です。手続き前後に費用・報酬を支払えなければ依頼はできないので、支払い回数を選べるかどうかは重要なポイントになります。
支払回数は、一括と分割から選べる事務所があります。分割払いが可能であれば、資金が少ない人でも任意整理にかかる費用を支払いやすくなるでしょう。
基本的に費用の支払い方法は、銀行振込か現金払いです。
最近は、クレジットカード・電子マネーで支払いできる事務所も増えてきています。ただし、任意整理後は自分名義のクレジットカードを使えなくなるケースが多いので注意が必要です。
5.弁護士・司法書士との相性
弁護士・司法書士を選ぶ際は、担当者との相性も大切です。
弁護士・司法書士との関わりは、任意整理の手続き終了とともに終わりではありません。3~5年間の返済期間を含めた長期的な付き合いになります。
「すぐに返事が返ってこない」「威圧的で相談しづらい」など、コミュニケーションが取りにくい相手ではストレスが溜まります。
また、借金に関する悩みを打ち明けるのは、プライベートなので少なからず勇気がいるものです。相談しにくい相手では、自分の疑問や希望をうまく伝えられないかもしれません。
自分にとって話しやすく、安心して相談できる弁護士・司法書士を選びましょう。
6.利用者の口コミがいいか
弁護士・司法書士を選ぶときは、口コミも調べてみましょう。実際に利用した人の口コミ・評判がよければ、安心して相談できます。
口コミを見れば、任意整理の手続きや返済をイメージしやすくなるでしょう。
「親身になって相談に乗ってくれた」「返事がスピーディーだった」など、対応の良し悪しも口コミでわかりますよ。
「どれくらいの借金をいくら減額できたか」「返済期間をどれくらいに延長できたか」など、具体的な実績を口コミで確認できることもあるかもしれません。
口コミの情報は個人の感想であり絶対ではありませんが、参考にするには最適な情報です。
任意整理の3つのメリット
- 借金を減額できる可能性がある
- 取り立てをストップできる
- 生活再建が見込める
1. 借金を減額できる可能性がある
任意整理をする最大のメリットは、借金を減額できる可能性があることです。
利息がカットされて元金のみを返済することになるため、完済の目処が立てやすくなります。また、仮に過払い金が発生している場合は元金も減らせる可能性があるのです。
2. 取り立てをストップできる
弁護士や司法書士に任意整理の依頼をしたら、債権者に対して受任通知が送られます。受任通知には取り立てを法的に禁止する効力があるため、一旦ストップできるのです。
借金生活を送っているうえで、取り立ては精神的に苦痛を覚えるものになります。手続き中は取り立てが止まるため、メンタル的な負担も軽減できるでしょう。
3. 生活再建が見込める
任意整理をすることで、借金が減額できれば生活再建が見込めます。毎月の返済負担が減る可能性があること、かつ完済の目処が立つことで将来に希望が持てるようになるのです。
精神的に前向きになれることは生きる活力に繋がるため、借金苦から逃れた先の明るい未来に向かって迷いなく突き進めるでしょう。
任意整理の3つのデメリット
- 借金を返済する必要はある
- ブラックリストに載る
- 保証人がいる場合は迷惑がかかってしまう
1. 借金を返済する必要はある
任意整理は、抱えている借金を減額できる可能性のある手続きです。つまり、手続き完了後も借金は残っている可能性が高いため返済する必要があります。
任意整理は過払い金がある以外は基本的に元金を減らすことはできず、債権者と交渉をして将来利息をカットし、返済計画に則って完済を目指すものと理解しておきましょう。
2. ブラックリストに載る
任意整理をすると借金が減額される点は大きなメリットですが、一方で金融事故を起こしたことになるため、個人信用情報機関に登録される(ブラックリストに載る)デメリットがあります。
- クレジットカードが作れない
- ローンが組めない
- 携帯電話の分割購入ができない
ブラックリストに登録されると社会的信用を著しく欠いてしまうため、私生活に悪影響を及ぼします。クレジットカードや各種ローンなど、お金に関するサービスの審査通過はほぼ不可能です。
また、携帯電話の端末代金についても高額となることから、最近では分割払いが主流となっています。しかし、ブラックリストになるとローンを組めないため購入できません。
任意整理のメリットの裏には、日々の生活に支障をきたすデメリットがあることを理解しておきましょう。
3. 保証人がいる場合は迷惑がかかってしまう
保証人がいる借金を任意整理すると、保証人に返済義務が移ります。自分自身の借金は減額されても、保証人に多大な迷惑がかかることを忘れてはいけません。
ただし、任意整理は整理する借金を選べます。保証人に迷惑をかけたくない場合は、保証人を設定している借金だけを任意整理から外せば、迷惑がかかりません。
連名で手続きした保証人は、返済義務を免除されます。ただし、連名で手続きした保証人はブラックリストに登録されたり保証人になれなくなったり、デメリットもあるので注意が必要です。
保証人がいる借金を任意整理するかどうかは、保証人とよく話し合ってから決断しましょう。
任意整理がおすすめな人とは?
これまで解説したメリットデメリットから考えると、任意整理は以下のような人におすすめです。
借金額が少ない人
利息の負担が大きい人
安定した収入が継続的にある人
取り立てによる精神的苦痛から解放されたい人
保証人を設定している借金がある人
借金額が少ない人・利息の負担が大きい人
任意整理は、利息・延滞遅延金のカットや返済期間の延長を目的とした手続きです。元金は減額できないので、利息をカットするだけで返済の見通しが立つような、少額の借金に向いています。
利息を全額カットできるケースもあるので、任意整理は利息の負担が大きい人には大きな効果的を発揮するでしょう。
安定した収入が継続的にある人
自己破産とは異なり、任意整理は手続き後も返済を続けなければなりません。安定的で継続的な収入があることが、任意整理を行う前提条件です。
無職やフリーターではなく、会社員など安定した職に就いている人におすすめの債務整理方法といえます。
取り立てによる精神的苦痛から解放されたい人
任意整理の手続きを開始し、債権者が受任通知を受け取った時点で取り立てはストップします。
借金の取り立て・催促の精神的苦痛が大きく一刻も早く解放されたい人に、任意整理は最適です。
保証人を設定している借金がある人
保証人がいる借金を任意整理すると、保証人に返済義務が生じます。そのため、借入先が複数で保証人を設定している借金がある人に、任意整理はおすすめです。
任意整理なら整理先を選択できるので、保証人がいる借金を除外すれば迷惑をかけることがありません。
任意整理の費用相場
任意整理は自分でも行える手続きです。しかし、面倒な手続き・計算があるうえに、交渉スキルも必要とされます。
そのため、法務に関する知識がない限りは弁護士・司法書士に依頼する方がいいでしょう。弁護士・司法書士に任意整理を依頼したときの費用相場は以下のとおりです。
報酬金 | 減額報酬 | |
司法書士 | 1件あたり2~5万円 | 減額分×5~10% |
弁護士 | 1件あたり3~10万円 | 減額分×10~20% |
「任意整理は弁護士と司法書士のどちらがいい?」の項でも説明したとおり、弁護士よりも司法書士のほうが任意整理の報酬が安い傾向です。ただし、弁護士も司法書士も、明確な費用が定められているわけではなく、事務所によって差があります。
基本報酬は、司法書士が1件あたり2~5万円なのに対し、弁護士は1件あたり3~10万円です。減額報酬は司法書士が減額分×5~10%なのに対し、弁護士は減額分×10~20%です。
司法書士よりも弁護士のほうが取り扱える業務範囲が広いので、その分金額も高くなります。
報酬以外に着手金が必要なケースや、減額報酬が設定されていないケースもあります。「着手金」「報酬金」という言葉が同じ意味で使われていることもあるので、トータルでかかる費用を確認しましょう。
任意整理と同時に過払い金請求する場合は、過払報酬も発生します。
任意整理の流れ
ここでは、弁護士・司法書士に依頼する場合の任意整理の手続きの流れを説明します。
①相談の予約
任意整理などの債務整理を得意とする弁護士・司法書士事務所を探したら、まずは相談を予約しましょう。相談の予約は、ネットや電話で行えます。
コストを抑えるためにも、無料相談できる事務所を選ぶのがおすすめです。
②相談する
予約した日に事務所へ行って、弁護士・司法書士、または相談員と話します。相談では、具体的な解決策を見つけられるよう、債権者や金額などの情報が分かるような資料を用意しておきましょう。
このとき、複数の事務所に相談して、費用などを比較したうえで契約を決めるのがおすすめです。
「任意整理に強い弁護士・司法書士のおすすめな選び方」の項でお伝えしたポイントを参考にして、自分に合った依頼先を見つけましょう。
③委任契約
信頼できる事務所が見つかったら、委任契約を結びます。わからないことや不安があれば、必ず契約前に聞いて解消しましょう。
費用や支払い方法、業務終了条件などを確認し、契約内容に間違いがなければ契約書にサインします。
④着手金の支払い
契約が済んだら着手金を支払います。着手金とは、弁護士や司法書士に債務整理を依頼した時点で支払う費用です。任意整理が成功した場合に発生する、報酬金や減額報酬とは別に支払います。
着手金の支払い方法や回数は、依頼先によって異なりますが、分割に対応している事務所も多いです。
⑤受任通知を債権者に発送する
正式に委任契約を結んで着手金を支払うと、弁護士や司法書士が、代理人になった旨を伝える「受任通知」を発送します。
通知がスムーズに行われれば、即日で取り立てが停止します。
⑥調査票受け取り・引き直し計算
弁護士・司法書士が債権者から送られてくる調査票などの書類を受け取り、過払い金がないかどうか引き直し計算を行います。
そして、取引状況や過払い金の有無などをもとに、和解案を作成してくれます。
⑦和解交渉・和解成立
和解案をもとに、債権者に対して和解交渉の開始です。和解交渉は数時間で終わるケースもあれば、いつまでも着地点が見つからず、交渉が長期にわたるケースもあります。
作成した和解案がまるごと通るのは稀なことなので、数ヶ月はかかると考えておきましょう。
和解が成立したら和解書を作成し、取り交わします。
⑧返済開始・完済
和解内容に基づいて返済を開始します。任意整理の返済期間は3~5年です。再び返済を滞らせることがないよう注意しましょう。
中には返済・管理を代行してくれる事務所もあります。計画通りに支払えたら、晴れて完済です。
任意整理で必要になる書類
任意整理で必要になる書類を表にまとめました。以下は一例ですが、大体必要なものを把握しておきましょう。
本人確認書類 |
など |
印鑑 | 契約を交わす時に必要
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カード類 | 保有しているすべてのクレジットカード・キャッシュカード |
借入時の契約書 | 債権者と交わした契約書 |
債権者一覧表 | 借入中の債権者のリストを作成しておく |
収入を証明できる書類 |
など |
預貯金通帳 | 現在の預貯金が確認できるすべての通帳を用意 |
郵便物 |
など |
不動産の登記簿謄本 | 不動産を担保として借入している場合に用意 |
生命保険の証券 | 解約返戻金を担保として借入している場合に用意 |
上記のすべてが必要なわけではありませんし、他の書類が必要になるケースもあります。任意整理についての相談を検討し始めたら、早めに準備に取りかかりましょう。
出典:任意整理の必要書類一覧|必要情報の集め方と揃えられない場合の対策|弁護士法人・響
任意整理以外の選択肢もある
借金額や借入状況によっては、任意整理以外の債務整理を選択したほうがいいかもしれません。
「個人再生」「自己破産」「過払い金請求」が、任意整理以外の主な債務整理方法です。それぞれの特徴と任意整理との違いを解説します。
個人再生
個人再生は、借金返済が難しいことを裁判所に申し立て、借金を大きく減額してもらう手続きです。
任意整理と大きく異なる点は元金を減らせることで、1/5~1/10程度に借金を減額できます。借金額が大きく、元金を減らしたい人におすすめの債務整理方法です。
裁判所に申請する手続きなので、任意整理よりも時間がかかる点には注意が必要です。手続き時間は最低でも1年程度と考えておいたほうがいいでしょう。
自己破産
自己破産は、借金返済が不可能であることを申し立て、借金を帳消しにしてもらう手続きです。
ただし、裁判所に申請する自己破産は、手続きが複雑で時間がかかります。また、任意整理とは違って整理する債権者を選べないので、保証人に多大な迷惑をかけることは避けられません。
手続き期間中は、弁護士や警備員など一定の職種に就くことが制限される点も覚えておきましょう。
過払い金請求
過払い金請求は、払い過ぎた利息を返還してもらう手続きのことです。任意整理の一環で過払い金請求が行われることもあります。
過払い金として戻ってきたお金は自由に使えるので、現在の借金の返済に充てることも可能です。ただし、過払い金には時効があります。
完済から10年経過したあとの過払い金請求はできないので注意しましょう。
任意整理するときによくある質問
任意整理するときにおすすめの弁護士・司法書士事務所は、はたの法務事務所です。はたの法務事務所は任意整理の着手金が0円と、ほかの事務所と比較して費用がかなり安いのが特徴です。
事務所から距離があってなかなか出向くことができない場合でも、はたの法務事務所なら無料で全国出張してもらえます。
相談は何回でも無料なので、気になることや任意整理についての質問も気軽に聞けるでしょう。
任意整理に強い弁護士・司法書士事務所を選ぶ時、まず確認したいのが任意整理や債務整理の実績です。相談件数や取扱件数などが公式サイトに載っている事務所がおすすめです。
また、依頼費用や相談料の相場をチェックすることも重要。任意整理の実績がいくらあっても、費用が相場よりあまりにも高いと依頼しづらいでしょう。
今回紹介した事務所のように、無料相談を行っていれば、実際に相談してみて相性が合う弁護士・司法書士がいるか確認してみるのもおすすめです。
任意整理は主に利息分が減額される債務整理の方法です。したがって、任意整理をしても元金部分の返済が必須となります。
そのため、任意整理を行うなら借金額が少なめの方や、安定した収入が継続してある方がおすすめです。3年ほどで借金を完済できる見込みがあれば、任意整理を検討してもよいでしょう。
逆に、借金が高額すぎて返済もままならない方は、任意整理ではなく個人再生や自己破産を利用するのがベターと考えられます。
まとめ
この記事では、任意整理に強いおすすめの弁護士・司法書士事務所を8選ピックアップして紹介し、相談先の選び方についても解説しました。
各事務所の特徴や費用を事前に調査し、自分の抱えている問題を得意とするところ、かつ費用も抑えられるところへ一度相談をしてみてください。
依頼先を選ぶ際は、費用はもちろん債務整理問題の解決実績や相談料無料か否かなども要チェックです。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。