リボ払いとは？分割払いとの違いや仕組みをわかりやすく解説！

クレジットカードを利用する際、一括払いや分割払いなど支払い方法を選べることがあります。リボ払いもそのひとつで、毎月同じ金額の返済で管理も簡単になる便利な支払い方法です。

お金がピンチの時に助かるサービスですが、中にはリボ払いは「やばい」「怖い」と言われていてなかなか手が出せない人も多いのではないでしょうか。

日本銀行が行った調査によると、クレジットカードでリボ払いを利用したことがないと答えた人は約45%とあまり浸透していないことがわかります。

そこで本記事では、リボ払いの仕組みや「リボ払いがやばい・怖い・危険」と言われている理由についてわかりやすく解説。返済できず借金地獄となる可能性やリスクも合わせて解説していきます。

リボ払いを返せなくなってしまったときの解決策も紹介しています。

リボ払いとは？仕組みをわかりやすく解説

リボ払いとは、主に欧米で使われているクレジットカードの支払い方法です。毎月の支払額が固定されており、利用額に関係なく少しずつ返済していけるため手元にお金が無くてもクレジットカードを利用できます。

リボ払いとは、カードの支払い方法の名称で、利用金額や回数に関わらず、あらかじめ決めた一定額で毎月支払いをすることです。ミニマムペイメントと呼ばれることもあります。カードの利用額が支払残高に組み込まれ、毎月手数料が生じる仕組みです。

引用：クレジットカードを利用したら、知らぬ間にリボ払いになっていた

リボ払いには、以下の2つの種類が存在します。

定額方式

リボ払いの定額方式とは、残高に関係なく毎月一定の金額を支払う方法で、毎月の返済金額を自分で設定できるクレジットカードがほとんどです。

支払い金額を低く設定すると月々の返済負担は減りますが、返済期間が長くなりその分多くの利息を支払う必要があります。

残高スライド方式

残高スライド方式では、あらかじめ決められた支払い残高により月々の返済額が変動します。たとえば借入残高10万円までは月々5,000円を返済、10万円を超えると返済額が10,000円に増額するような仕組みです。

自動で支払い金額が変動するため、公式サイトにログインして変更する手間が掛かりません。

分割払いとの違いは？

リボ払いが毎月の支払額を設定するのに対し、分割払いは支払回数を設定する支払方法です。そのほか、リボ払いと分割払いには、以下のような違いが挙げられます。

分割払いは、支払期間を管理しやすい点が特徴です。支払期間が明確であるため、計画的に利用できます。

リボ払いがやばい・怖いと言われる4つの理由

リボ払いはやばいとSNSでよく見かけますが、なぜリボ払いはやばいと言われているのか理由を紹介していきます。

上に記載されている項目を詳しく解説していきます。

手数料が高すぎる

リボ払いがやばいと言われている最も大きな理由のひとつは、手数料の高さです。リボ払いの手数料は発行しているクレジットカード会社によって設定されており、一般的には15.0%前後となっています。

例として、20万円の商品をリボ払いで購入した場合の毎月の手数料を計算していきます。

20万円の商品をリボ払いで購入した場合

リボ払いで毎月5,000円ずつ返済する場合手数料で約2,466円引かれているため残りの約2,534円しか返済に充てられていません。

万が一リボ払いを使用する際は、支払い限度額を最大まで上げて分割払いと同じように少ない支払い回数で支払うと手数料を抑えられます。

どのくらい利用したのか把握しにくい

リボ払いは毎月定額で銀行口座から引き落としされるため、どのくらいカードを使用したか把握が難しく混乱しやすいといえます。

思っているより返済期間が長い

リボ払いは一見返済が進んでいると思っていても、実は残高が全然減っていないということがあります。手数料が高く、利用額の返済に充てられる部分が少ないからです。

またこれまでの支払いを終えていない状態でさらにリボ払いで買い物をすると、残高は増える一方となります。

銀行通帳から引き落としをされたタイミングで、支払い残高がいくらなのか確認する癖をつけると事前に防げるでしょう。

勝手にリボ払いに設定されている

クレジットカード会社によってはカード発行時に自動でリボ払い設定になっているカードもあります。例としてあげると、「リボ払い専用クレジットカード」です。

利用金額の管理やカードが届いた際に設定の確認をすることですぐに気づけますが、目を通さずに使用する人がほとんどのため気付かない方が多いといえます。

カードが手元に届いた時や支払い明細を確認する際に、リボ払いに設定されていないか必ず確認することが大切です。

リボ払い地獄にハマりそうな方の特徴

リボ払い地獄にハマりそうな方の特徴として下記が挙げられます。

4つの項目をそれぞれ紹介していきます。

スマホゲームにクレジットカードで課金をしている

スマホゲームへの課金の際、クレジットカードのリボ払いを利用するケースが増えています。なぜ、課金を止められないのか、主に下記の理由が挙げられます。

スマホゲームのリボ払い地獄にハマりそうなケースで、限定アイテムや限定キャラなどが出るまで課金を続けてしまうケースが多いといえるでしょう。

ゲーム課金を防ぐには、所持しているスマートフォンにクレジットカードの情報を登録しないことが1番です。

余計な買い物が多い

余計な買い物をついついしてしまう方は、リボ払いの地獄にハマりやすいため注意が必要です。

クレジットカードで買い物をする際は、分割払いなどにして支払い残高の確認を怠らないようにしましょう。

明細書を確認しない

クレジットカードで商品を購入し、「だいたい今月はこのくらいかな」と頭の中で計算するだけで明細書を見ない人はリボ払いの利用は危険です。

リボ払いの支払い残高が膨れ上がり、とても返済ができない金額になっているケースがあります。

支払い残高を定期的に確認することで、買い物を控えられます。

毎月の支払い金額を低く設定している

毎月の返済金額を3,000円や5,000円といった少額に設定している方は、リボ払いの地獄にハマりやすい傾向があります。

リボ払いの支払い負担をできるだけ無いよう、少額に設定をしていると未払い分が次々と貯まっていきます。使う金額と支払い額のバランスを常に意識して利用するように心がけましょう。

今月、買いすぎた時はあらかじめ支払い金額を増やしておくと、リボ払い地獄を回避できるかもしれません。

リボ払いはなぜ規制されないの？

リボ払い地獄に落ちやすい人もいますが、決して規制されている支払い方法ではありません。というのもカード会社の利益の大半はリボ払いによるものであり、リボ払いがなくなるとカード会社の運営に影響するためです。

定期的に明細書を確認したり、リボ払いの支払金額を最大まで上げておけば安心して使える支払い方法だといえます。

リボ払いをやめたいときの脱出方法

リボ払いの返済が間に合わず、支払いの地獄からどうやって脱出をされば良いのかわからないという方も多いです。リボ払いの返済から脱出する方法を下記にまとめました。

4つの方法を詳しく紹介していきます。

クレジットカード会社に利用停止を依頼する

リボ払いの返済が間に合わない時は、契約しているクレジットカードの利用停止連絡をおすすめします。

まずはクレジットカードを使わない生活をしながら、これまでのリボ払いの返済を終わらせられるよう計画を立てましょう。

支払い額を大きく設定して早く返済する

毎月の返済額が少ないと、リボ払いの返済から抜け出すまでに時間がかかってしまいます。

支払い期間が長くなると利息の支払い額も増えるため、返済額をなるべく大きくして短期間での完済を心がけましょう。

一括払いをしてリセットする

リボ払いの支払い残高が多い場合は、増える前に一括返済でリセットもおすすめです。一括返済することで、無駄な利息を支払う必要なく抑えられます。

無理に一括返済をするのではなく繰り上げ返済も上手く活用して、余裕があるときにしましょう。

債務整理を行う

自分ではどうしても返済できない金額まで膨れ上がってしまった場合は、債務整理を検討しましょう。

債務整理とは、借金を減額したり、支払いに猶予を持たせたりすることにより、借金のある生活から解放されるための手続のことです。

債務整理の手続には、１）過払い金請求、２）任意整理、３）民事再生、４）自己破産、という４つの手続があります。

引用：アディーレ法律事務所

金融機関からの借入やクレジットカードのキャッシングだけのイメージですが、リボ払い救済制度による債務整理も可能です。

「とても払える金額ではない」と思ったら、早めに弁護士や司法書士に相談をすると良いです。相談料無料で対応してくれる事務所もあるので、活用してみてください。

リボ払いで困ったら弁護士や司法書士に相談しよう

リボ払いで困っている方や債務整理をするか悩んでいる方は、まず「弁護士」や「司法書士」に相談してみてください。

自分一人では解決できない問題は、専門家に話してみると気持ちが楽になるでしょう。

無料相談できる

借金問題の場合、無料で相談できる法律事務所がほとんどです。従来、法律事務所への相談には相談料が発生します。しかし、借金問題に関しては、相談料が無料に設定されているケースが多いため、気軽に相談できます。

なお、法律事務所によって「初回のみ無料」「何度でも無料」など、無料で相談できる回数が異なります。じっくりと相談したうえで今後の方針を決めたいときは、何度でも無料で相談できる法律事務所を選びましょう。

自分に合った返済方法を提案してくれる

法律事務所では、借金問題を取り扱うケースが多く、これまでに培ったノウハウがあります。このノウハウをもとに、自分に合った返済方法を提案してくれるのも、法律事務所を利用するメリットです。

そのため、掲載されている解決方法が、必ずしも自分に合っているとは限りません。法律事務所に依頼すれば、より実践的な提案が受けられるため、自分に合った返済方法も見つかりやすいでしょう。

債務整理が必要かどうか判断できる　

債務整理には法的な手法も多く、実施すべきかどうかもそれなりの知識や見識が必要です。また、債務整理の手法は幅広く、取り得る手段についても総合的に判断する必要があります。

しかし、法律に詳しくない一般の方が債務整理が必要かを判断するのは困難でしょう。

法律事務所に相談すると、弁護士や司法書士などの専門家が、債務整理を必要とするかどうかを法的な観点から判断してくれます。

リボ払いや過払い金相談におすすめの弁護士・司法書士事務所6選

はたの法務事務所

ひばり法律事務所

東京ロータス
法律事務所

グリーン司法書士法人

サンク総合
法律事務所

弁護士法人・響

実績

相談件数
20万件以上

2,000件以上
弁護士歴25年以上

受任件数
7,000件以上
ノウハウ実績多数

相談件数
7000件以上

相談件数
月600件以上

メディア出演・掲載実績多数

相談料

何度でも無料

何度でも無料

何度でも無料

無料

何度でも無料

何度でも無料

着手金

0円

1件22,000円
（税込）

1件22,000円
（税込）

0円

1件55,000円
（税込）〜

55,000円
（税込）〜

分割払い

◯

◯

◯

◯

◯

◯

対応地域

全国

全国

全国

全国

全国

全国

休日対応

8:30〜21:00

×

10:00〜19:00

10:00〜17:00

応相談

24時間

詳細

詳細

詳細

詳細

詳細

詳細

はたの法務事務所

はたの法務事務所は、低コストで借金問題の解決を依頼できる法律事務所です。

リボ払いをはじめとする借金問題の場合、相談料と着手金が無料。初期費用を抑えつつ、自分に合った借金の返済方法を探せます。

掛かった費用は分割払いが可能なため、無理のない範囲で支払っていけるでしょう。

また、はたの法務事務所は借金問題に関する相談実績も豊富です。司法書士歴27年の経験豊富な司法書士が、自分に合った解決方法を提案してくれます。

はたの法務事務所は全国からの依頼も可能です。出張料は無料なので、地方にお住いの方でも気軽に利用できます。

出典：はたの法務事務所

基本情報

出典：はたの法務事務所

ひばり法律事務所

ひばり法律事務所は、債務整理をはじめとする借金問題に強い法律事務所です。

リボ払いによる借金の任意整理をはじめ幅広い借金問題に対応しており、弁護士歴25年の経験豊富な弁護士が依頼者に最適な提案をしてくれます。

任意整理や自己破産の依頼では着手金が発生しますが、分割払いを選択できるのも嬉しいポイントでしょう。ます。

なお、ひばり法律事務所に相談する場合、電話や公式サイトの問い合わせフォームから相談予約が必要です。問い合わせ時には、ヒアリングがおこなわれるため、謝金額や支払い件数などの情報は、事前にまとめておきましょう。

正確な情報を提供するほど、自分に合った返済方法が見つかりやすくなります。

出典：ひばり法律事務所

基本情報

出典：ひばり法律事務所

東京ロータス法律事務所

東京ロータス法律事務所は、債務整理を得意とする法律事務所です。これまでの借金問題に関する受任件数は、7,000件以上と豊富でこれまでのノウハウを活かし、依頼者に適した解決策を提案してくれます。

借金問題の場合、債権者とのやり取りにストレスを感じる方も少なくありません。代行弁済を依頼すれば、そういったストレスを軽減できるでしょう。

なお、借金問題に関する相談は、何度しても無料です。相談には予約が必要ですが、依頼者の都合を考慮してくれるので、自分の空いた時間を利用して相談できます。

相談時には面談が実施されるのが基本です。詳細まで打ち合わせできるので、納得したうえで話を進めていくことができます。

出典：東京ロータス法律事務所

基本情報

出典：東京ロータス法律事務所
※和解金の支払いを代行でする場合

グリーン司法書士法人

東京・大阪に事務所を構えるグリーン司法書士法人は、債務整理を得意としている司法書士事務所。オンラインやLINEからの相談にも対応しており、全国各地の借金問題の解決をサポートしています。

相談から見積もり、着手金は0円！初期費用がかからずにすぐに手続きを始められるので、手持ちのお金がない人にもおすすめです。

スタッフの雰囲気は公式サイトから動画で確認できるので、実際に相談するときの不安が軽減できるも嬉しいポイントです。

平日は夜20時まで、土日祝日や夜間の相談にも対応しているので、自分の都合の良いタイミングで無理なく相談ができます。

守秘義務を徹底しているので、家族や会社にバレるか不安な人でも安心です。

基本情報

出典：グリーン司法書士法人

サンク総合法律事務所

サンク総合法律事務所は、リボ払いの借金をはじめ、借金問題に関する相談実績が豊富な法律事務所です。

月に600件以上の借金問題を取り扱っており、経験豊富な弁護士が、自分に合った返済方法などをアドバイスしてくれます。

また、相談料と初期費用が無料で掛かった費用は、分割払いが可能なため、支払が不安な方でも相談しやすいでしょう。

度重なる催促や取り立てで、精神的にまいっている方は、できる限り早めに相談するのがおすすめです。

対応スピードも早く、正式に依頼した場合、債権者からの取り立てや催促を最短即日でストップできます。

出典：サンク総合法律事務所

基本情報

出典：サンク総合法律事務所
※自己破産・個人再生の費用は別途相談

弁護士法人響

弁護士法人・響は、自分に合った解決方法を見つけやすい法律事務所です。弁護士をはじめ、行政書士や税理士など、各分野のエキスパートからアドバイスを受けられるため、自分に最適な返済方法を探せます。

弁護士費用についても、事前にしっかりと説明してくれるため納得したうえで依頼できます。追加費用が必要となった場合でも、事前に説明が受けられるので安心して話を進められるでしょう。

弁護士法人・響は、全国に7拠点※あり、足を運べるのであれば店舗での相談も可能です。

出典：弁護士法人響
※2023年7月現在

基本情報

出典：弁護士法人響

まとめ

今回はリボ払いがなぜやばいのか、その理由について解説しました。

リボ払いは月々の返済額が一定になるので、返済の負担がかるくなります。その手軽さゆえ、借金が膨大になっていることに気づきにくく、きちんと管理していなければ怖いシステムでもあります。

リボ払いから抜け出すには、返済のペースを少しでも上げることが大切です。それが難しければ専門家の力を借りて債務整理を行うのもおすすめ。リボ払いでやばい状況にならないよう、計画的に利用しましょう。

また、自分ではどうしても解決できないという場合には、弁護士や司法書士に相談してみてください。